2013/11/06

「縮む介護保険、支え合いを担うのは誰か?」

消費税増税とセットで進められた「社会保障国民会議」、その報告を待って現在2015年の改定に向けた 検討が社会保障審議会介護保険部会で進められています。

これまでの議論を見ると、給付の抑制と負担増という筋書きが先に決まっており、あとは既得権を含む 利害を調整しながら、どこをどのように取り繕うかに終始しています。

利用者負担が1割から2割へ、要支援者の切り離しと地域支援事業への移行、特養の重度化要件の強化 、通所介護の機能の見直しなどなど、このままではさらに使いにくくなることは間違いありません。

前向きな方向を探るにも、地域包括ケアや市町村への分権、医療介護連携、地域ケア会議などのターム が踊るばかり…。2025年、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、実際の介護や生活支援ニーズは 急速に増大していくにも関わらず、誰がどのように担うのか、はっきりした見通しが立ちません。

今回の勉強会では、介護保険の見直しの内容をおさえながら、社会保障政策のあるべき方向や、支え合 いの具体的なあり方についてなど、率直な議論を交わすことができればと思います。

◇講師:柳本文貴さん
NPO法人グレースケア機構・代表
◇日時:11月7日(木)19:00~21:00(開場18:30~)
◇会場:あんさんぶる荻窪
http://goo.gl/ehXhTh
◇参加費:無料
◇主催:市来とも子政策勉強会
◇連絡先:市来とも子
ichiki.tomoko(@)gmail.com

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